「勉強しろ」と言わずに子供を勉強させる法 小林公夫 レビュー・評価 – 読書管理 Readee (rakuten.co.jp)
うーん感想としては面白くない。
エピソードトークが9割を締めていて、そのエピソードにも説得力があるかというと、ちょっと疑問符がつくかなぁ。「それってあなたの感想ですよね?」みたいな感じ。
まぁでも、自分の考えと一致するところもあって、
3章の一部は結構そうよなぁと思うことが多い。ここが一番重要な章かなぁ。
■子供の興味対象に対して、大人が「なぜなぜ」君になる。
■子供を導くために大人も勉強しよう。
みたいな部分は同意。
テーマの新規性【10】/20
論理的整合性、根拠の正当性【10】/20
文章の読みやすさ【3】/5
図・表・写真のわかりやすさ・美しさ【2】/5(というか図がない)
合計【25】/50
======以下、目次にインラインで感想など書く===========
目次
はしがき
第1章 できる子はここが違う!
→この章はただのエピソードトークであって、別に読む必要はない。
- 実例①子供の人生を肯定する親は子供を伸ばす
- 実例②同じ目標を持つ強力集団でやる気が倍増
- 実例③長所を伝えることで子供は伸びる
- 実例④九年間の浪人生活を耐えられた理由
→勉強には明確な目標・動機が必要 - 実例⑤「背水の陣」で道が拓けた
- 実例⑥一年間勉強を休んだら司法試験に合格!!!
- 実例⑦身近な成功例をポジティブに捉え、法科大学院に合格
- 「できる子」の親は教えないで伸ばす
→「本気で一喝」と「褒めて伸ばす」の二刀流
第2章 できなくなるには理由がある
→この章はただのエピソードトークであって、別に読む必要はない。
- 実例① 難関国立中に入ったものの成績が急降下
→受動的勉強では限界がある。うわべだけの勉強習慣は塾がなくなると消失する - 実例② 子供を放任してきた親が受験期に突如参戦
- 実例③AM六時開始の早朝補講に脱落していった者
→継続性の欠如が自己実現を妨げる - 実例④中・高での話題はテレビと部活動だけ
→人は集団内で均一性を重視する傾向がある - 実例 ⑤ プレッシャーをかけすぎたエリート両親
→親の頑な態度は過度のプレッシャーを与えるだけ - 実例 ⑥ 才女が主婦になりたい驚きの理由とは?
→楽だから主婦になりたいと適当に過ごしてたら、なんも出来ない人になる人もいた話
7.「できない子」の親には特性がある
子供の前の障害物を取り除く親
親は刺激の引き出しを増やせ - これを身に付ければできる子」になる!
★ここが重要。
能動性
継続性
粘着性
論理性
この4つを身につければOK。身につけ方は3章で。
第3章 著者の子育て奮闘記
→この章が重要なんだろうなぁ。でもふわっとしていて本当にそうなのか?って思うことが多い。
- 自分の子供ということを、まず自覚すべし!
→自分の子供時代を振り返って、どうしたらよかったのかを振り返ってみると良いらしい。 - 自分をさらけ出して本音で向き合えば、子供は必ずわかってくれる
→まぁとりあえずよくわかんなかったけど、本音で向かい合うとわかってくれて、なんか教育上いいらしい。 - 子供の興味の対象を理解できているか
→子供の興味の対象が何なのか把握した上で、色んな質問する。
→子供の興味対象に対して、大人が「なぜなぜ」君になる。 - 価値観、世界観を広げる話題を選ぶ
→子供を導くために大人も勉強しよう。で、子供と一緒に考えてみると良い。 - 子供との会話に必要なスキル
→ガミガミ言わずに時間をとってゆっくりと話す
→家庭に民主主義を持ち込む。
「親が食わしてやってるんだから言う事聞け」は独裁主義になる。
基本的な衣食住は人権的な扱いにして、対等な立場として対話すると良さそう。
食事中に「水!」って言われたら、水を頭にかけるようにしてもいいらしいwwwもちろんその後にちゃんとどうしていいかを言葉で伝えることの重要性も説明するのとセットで。 - 子供の宿題は親子交流の場
→一緒に考えるとめちゃ楽しいぜってことらしい。
第4章 中学受験生を教えた経験から――中学受験を戦うために親がやるべきこと――
→まぁこの章は読んでない。具体的すぎるからね。まだ必要じゃないから読んでない。
- 出題周期表を作り、戦略を立てる
- 志望校の先生の問題意識・好みを発見する
- 森を見て、 木を見るな
- どんな中学にも何かしら必ず特色がある
- 中学受験は親も育てる
- 国語の入試問題に潜む九つのパターン
- 中学受験に必要な二大能力
- 塾や家庭教師を全面的に信用するな
- 食べすぎは学習を妨げる
- 子供によって頭の体力が違う
第5章 多くのエリート志望者と接して
→この章も別に面白くはない。こういう人たちもいるんだなぁ的な感じ。
- エリートを目指す者たちの知られざる努力
- 医学部受験生の場合
- 法科大学院生の場合
第6章 社会の人間として「できる力」を身に付ける
→ここも蛇足だなぁ。まぁなんていうかただのエピソードトーク感がある。
- 正直であること
- 優等生の涙のワケ
- 社会性をいかにして育むか 香具師から学んだこと
- 銭湯の効用
- ラーメン屋の少年に教えられたこと
「あとがき」にかえて
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